2016年8月19日金曜日

岩と野菜と酒



西海岸(といってもフィヨルドなので海岸も山ん中)へのドライブウェイ。
これがもうものすごい絶景なのは自分の中では消化済みなんだが。
岩でしょコレ。岩なんだよ、どこまで言っても岩また岩。

ところでそんな岩ノルウェーは農耕地が国土の3%ぐらいしかない。
 (日本も農耕地が少ないといわれているが、それでも15%ぐらいある。)
おまけにそのたった3%もあまり肥沃な土地ではなく、大部分が畜産、つまり牧草なんですね。
人の口にそのままいく農作物としては小麦や大麦などが少し。
土地が痩せているだけでなく、日照も弱いのでおいしい野菜はとれん。
スーパーに並んでいる野菜はほとんどが輸入物。

ノルウェー人は味オンチで、外食しても9割の打率で何食べてもマズいんですが、
私は、その理由は野菜がないことに原因があると見ている。
例えばフランスには、美味しい肉もあり、美味しい魚もあり、そして美味しい野菜もある。
日本やイタリアだってそう。
ノルウェーにだって魚と肉はなんとかあるんですが、野菜がない。
野菜のない国はどっかバランスを欠いちゃうんですよ、これは、きっと、たぶん。

いやそれで、コレはいつもの話なんですが、美味しい酒がある国は、食べ物も美味しいんですよ。これは、もう、ほぼ9割がた言えると思います。

そこへきて酒に関しても、ノルウェーは不毛。絶望的。いや絶望的は言い過ぎで、マイクロブリュワリーで秀逸なところは最近勃興している。
しかし社会通念として、根底に、ムスリム並に、酒への嫌悪がある。政策が煽っているんだが。
アクアビットの文化も、近年はすっかり廃れてしまっている。もったいないことである。


・・・・。日が陰り始めるととたんに愚痴っぽくなるな。
ノルウェー人味オンチ文化論をぶって、この国の食べ物が高くてマズい件についてウサを晴らす試みでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿