2011年12月21日水曜日

南三陸の海

南三陸は本当に海景色が美しい街。
世界中で色々な海を見てきたけれど、ここの海の美しさはいろんな意味で、深く濃い。

街をのんだこの海で、また養殖を再開している。なんだかぐっときちゃうよ。

波。。

養殖作業用の船だろうか。随分そろっているなあ。いやとにかく寒いんだわ。

田束山、という町内の山まで登ると、天気がよければ気仙沼まで見渡せます。
津波でえぐられた沿岸の様子がみはらせるすごいポイント。

これも田束山から。

観洋さんのお風呂。海にせり出していてなんとも絶景。

歌津崎の松林ごしに海。

歌津崎の浜辺。波に耐えて立つ松がいたいたしい。

みんなも南三陸の海を、みにきてね。

2011年12月16日金曜日

荒野にツリー

いま、南三陸にこのツリーを灯す企画の運営をやってます。
↑はボランティア仲間のコスちゃんが撮った。

明日金曜、フジテレビニュースジャパン23:58のオープニングで、このツリーの様子が生中継されます。見てね。


ナンにも無くなっちゃった南三陸の荒野、夜は真っ暗になるのだけど、
そこにぽつっと灯るのがちょっと感動的なんスよ。

ホンモノも見にきてよ。

南三陸の町の若者が主体となって実施されている企画なのだけど、町の人たちとやんややんやいいながら進めていく、むやみやたらに楽しい企画です。

2011年12月4日日曜日

美しい南三陸

がれきも着々と「よせあつめられている」今日この頃の南三陸です。


ちょっとソレますけどこないだ陸前高田まで足を伸ばしましたがあそこもまぁ凄まじい勢いで町が消滅してますね。

ネバーギブアップル!おーいえす。

津波でぶっこわされた海辺の小学校。

こんなすてきな見晴らしの学校で育つ子供たちの住む町南三陸。

学校のすぐ裏は美しいススキ野原。
波でえぐられた杉林は東北沿岸一体の日常風景。

やりすぎ感満載な柿。

ぜんぜんどうでもいいですが、押し入れでジャンプ読んでるボランティア君を発見しました。

これもぜんぜんどうでもいいですがこんな素敵なシュラフでねているのはどこのボランティアさんですか。

南三陸の崖っぷちにそびえ立つ巨大ホテル観洋は元気に営業中。
海を抱く大絶景露天風呂がサイコーに気持ちいいので、マジみんな遊びに来てね、ってかんじ。



南三陸の隣町は登米、といってそこも素晴らしく美しい日本の田舎町ですのでご紹介したいと思います。
鏡のように静かな北上川。川向こうにチラッと赤い小さな鳥居さんがみえるので、橋を渡って足を伸ばすと、、

こんな素敵な祠がありまして、

なんだかばーさんが登場しまして、ついていくと

祠のうらはばーさんの畑で、

こんな絶好ロケーションのおめでたい雰囲気な畑でございまして、

白菜と大根をたくさんいただいてしまいました。。
せかいじゅうで、もらいもののじょうずな私です。


ひきつづき紅葉の美しいかつての武家屋敷街の登米の街を散策していると、

いいかんじの階段があったのであがっていくと

なかなかに立派な神社がありまして、

なかなかにナイスビューでございまして、

社務所に白菜好き(段ボール好き、か)の猫がおりまして、

やたらなつかれてどこまでもついてくるのを振り切って神社をあとにしました。
つーかきみ目がすわってるよ。

暮れてゆく長沼。この美しい蓮の沼のほとりに温泉があって、たまにはいりにきます。


今日もいちにちおつかれさま。

おいしい南三陸、、、。

いくら丼にもあきてきた今日この頃、みなさんいかがおすごしでしょうか。




南三陸はおいしい魚がじゃんじゃんとれます。
放射能が微妙に気になるところですが、日々、近所の漁師さんや魚屋さんがもってきてくださる超新鮮なお魚たちを前に、Noとは言えない人情と食欲を、放射能への懸念と共に天秤にかけるシュールな食卓が続いています。
(こんな発言も現地ではほぼ暗黙の禁句です)


わらさ、ですかね?

地元の男子は全員、魚がおろせます。

みよ!THE刺身!そして衝撃的にうまい!

たこもいっぱいとれます。

蛸ってうまいよねえ。蛸のおいしさがわかるようになったのは最近かも。


魚がおろせる男はモテる。

まーきれい。

まーおいしい。


美味しい南三陸の魚。
少し知り合ってしまった、地元の漁協さんや魚屋さんや漁師さんのことを思うと、心境はいつも複雑です。

2011年11月7日月曜日

鮭と私と南三陸

年末まで南三陸でボランティアをすることになった。
南三陸で活動中のボランティア団体にお世話になっている。

だんだん被災地の様子も変わってきて、必要な支援の内容も変わってきて、今は、街の再建に向けて、雇用創出、産業復興、という長期的なスタンスの支援に軸が移ってきている。
東北沿岸、どこもかしこも津波による甚大な被害を受けているが、街の政治・商業の「中心機能」が洗いざらい流されて壊滅しているという意味では、南三陸がいちばんひどいそうだ。
そういう意味で、他の地域よりも、この街の復興にはものすごくパワーと時間がかかるのではといわれている。

そうなると、というかそうなる前からそうではあったろうと思うけれど、企業さんからの息の長い支援がとにかく必要で、今までなかなかパワーのまわらなかった、企業に対しての支援要請、営業活動、というミッションを、私の南三陸での仕事としていただきました。
企業から支援を引き出しつつ、その企業が南三陸で商品やサービスをアピールする機会を企画・提供する、そんな、どちらにもハッピーなスキームを作る、作って営業する、そういうことをやってみたいと思っている。
でも本当は、これは本当に長期的なたぐいの仕事だと思うし、2ヶ月でどうのというレベルでないと思うけど、とりあえず後につながるようにはしたいなと。そこまでは頑張ってみようと思います。

洗いざらい根こそぎ流されてしまった南三陸の City Center は今こんな感じです。

ところでこの南三陸は、鮭漁のシーズン真っ只中だそうだ。
フィールドワークで漁港の手伝いボランティアにも参加させてもらいました。

南三陸の川に鮭が帰ってくる。登っていく鮭、見えます?
川に鮭が帰ってくるところなんて生まれて初めてみたので超興奮した。
写真にもちょっとみえているけど、川岸や林の中は、まだがれきがたくさん残っている。
8ヶ月前はこの川を鮭ではなく津波が登ってしまったのね。
4年ぶりに南三陸に帰ってきた鮭達もなにか異変を感じているんだろうか。
一筋たりとも間違えず、生まれた場所と同じ川に帰ってくると言われている鮭のけなげさに、なんかぐっとくる。


ぐっとはくるが、つかまえて食す。あっはっは。人間でゴメン。
ほんとうにつかまえるとおこられます。これは猟師さんがくれた鮭。


みなさんも、興味があれば、南三陸の様子をみに来てくださいねー。
私がいるところは3泊以上の方から受け入れてます。