2010年7月5日月曜日

今さらイスタンブールが恋しい件

トルコの後、バルカン半島の国をいくつか訪れてみて、今、トルコ、とくにイスタンブールがみょうに恋しい。
トルコの最初の印象は、実はあまりよろしくなかったのだけど、それは今思えば単に、ビールがあまりおいしくなかったからってだけのことなのかも(笑)
イスラムの国にやってくるのは初めてで、着いたとたん、なんとなく水が合わないなぁ弱ったなぁ、なぞと思っていたのだけど、つまりそれって水が合わなかったのでなくビールが合わなかった、ってことだったのかしら、あハハ(笑)

イスタンブールに到着したころの私は、東南アジアの暑さ(40℃以上)に疲れ切っていて、もう何をするのも面倒になっていて、ビールのまずさにぶつぶつ文句をいいながらも、でもやっぱりビールをがぶがぶ飲みながら、10日以上もだらだらイスタンブールで過ごした。

そうやってだらだらしているうちに、ビールは美味しくなくても(しつこくてすみません)、イスタンブールという名の、私の体よりも、ビールよりも、だいぶ濃いい液体が、少しずつ少しずつ私の中にしみいってくるようなそんなような感じで、その穏やかな刺激に徐々に浸されていってしまった感じ。

イスタンブールの壮大な歴史、美しい街並み、イスラムの秩序と文化、健康的で活気溢れる繁華街、パンチのあるトルコ料理、トルコ人の誇りに満ちた堂々とした強さと他人に対する無邪気な好奇心、etc、etc、そういうのが全部入った濃いい液体。

そしてなぜかイスタンブールでは、他のどの土地よりも、居心地良くanonymousでいられた感じがする。アジアでもヨーロッパでも中東でもある、と同時に、アジアでもヨーロッパでも中東でもない、というぐあいのイスタンブール独特の空気がそうさせるのかしら。


トルコに着いて、例の友達の友達シリーズで、最初にイントロダクションをしてくださったのはK氏。
ヨーロッパ側とアジア側をむすぶ大きな橋の袂にあるドラマチックなロケーションのレストランでなにはともあれトルコ料理をご馳走になる!
ケースから魚を選ぶ。調理方法もお好みで。
トルコ料理に舌鼓をうちながら、K氏よりトルコ経済入門を拝聴。驚いたのだけど、トルコという国は、平均年齢が28歳で(日本は44歳)、GDPが世界17位なんだそうだ。なんつー存在感。知らなんだ。株買わな!
その他に、トルコ近代化の父アタテュルクのこと。あと、トルコ語入門。「ありがとう」、は「Teşekkür 」というのだが、これは「ティッシュくれぃ」と日本語で発声するとよろしい、と教えてくださった。あと「こんばんは、は「İyi akşamlar」なんだけど、こちらは「いぃ役者ンなる」と覚えるんだそうだ(笑)
この頃例のアジア疲れで完全に脳みそが(とくに短期記憶が)破壊されていて、ろくに地名も言葉も時差も為替レートも覚えられなかった私にも、おかげさまでこの2つだけは、最初から完璧に言えていたような気がします。


そのあと、また同じ友達の友達でりかちゃんというトルコ人と日本人のハーフ女子と出会う。アジアの西の果てと東の果ての両方の美を兼ね備えた絶妙なハーフ美女ががぶがぶビールを飲む麗しい秘蔵写真である(リカちゃんごめん)。
リカちゃんとは同世代なのでしっちゃかめっちゃかでイスタンブールで飲んで、食って、しゃべった(笑)。
東京から離れたこんな遠くの地でも、仕事に燃える同世代女子と暑苦しい話題で語り合えて楽しかったなぁ。
旦那さんにまでお目にかからせてもらったのだけど、こんなに美しくデキる女なリカちゃんと結婚するなんて、幸せもんにもほどがある旦那さんである。

りかちゃんには何かあるたびになんやかんやと電話して泣きついて慰めてもらった。。。ぬぅ。。。りかちゃん。。。また会いたいなぁ。。。
お別れの時はブレスレットまでもらってしまった。私はなんの手土産も携えずにリカちゃんを訪れたのに!
今度なんか持ってまたイスタンブールいこおっと。


さてイスタンブールと言えば、ブルーモスクとトプカピ宮殿ですが、トプカピ宮殿のハーレムは必見です。








これはハギアソフィア。イスタンブールの集客装置。


ハギアソフィアとブルーモスクの夕景。


グランドバザール。超でけーバザール。

バザールあたりでごろごろしているネコ。
ひっくり返るのが好きなヤツ

ねそべるのが好きなヤツ。

おネェちゃんの足好きなヤツ。

勤勉なヤツ。

どこぞのモスク。


トルコ中どこにいっても赤い大きな国旗が青い空にはためいていたのが印象的。





以上、今さらイスタンブールでした。

またイスタンブールに行けますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿